11月第3木曜日

ヴィラージュ


本日はボージョレ・ヌーボー解禁日です


ボージョレ・ヌーボーってなんぞや?って方いますよね


おフランスのワインなんですよ


あっ…さすがに、これはみんな知ってますよね(笑)





「ヌーヴォー」は「新酒」という意味で
ボージョレ」は地方の名前


つまり「ボージョレ地区の新酒」って事
フランス・ブルゴーニュ地方のボージョレ地区で
その年の秋に収穫したぶどうで作ったワインを指します


解禁日は毎年11月の第3木曜日と決まっています
だから2007年は11月15日(木)が解禁日です


フランスのワイン法で決められていて、それ以前にお客様に販売することは出来ません


この解禁日は、今年も良いぶどうが作られて
その年のぶどうを一番早くワインで楽しむことが出来る事をお祭りのように楽しむ
という伝統が、現在にも継承されているようで
全世界で同一日で、日本では時差の関係でヨーロッパより8時間近く早く飲むことが出来ます。
ワイナリーの出荷日は解禁日よりも一週間前になり、これも毎年決められています
 




でも、この解禁日ってのはどのように決められたのでしょうか?



通常、フランスワインの出荷は12月15日からなんですって
で、A.O.C.プリムール(ヌーヴォー)の場合は
INAO(国立原産地名称研究所)の検査で合格すれば
1ヶ月早い11月15日には出荷可能ということになりました


ところが、11月15日は
ブルゴーニュのオスピス・ド・ボーヌのオークション(第3日曜日)と重なってしまうことがある為
それを避けて出荷をスムーズに行えるように、1985年から11月の第3木曜日となったそうなんですよ

 




ボージョレ・ヴィラージュ・ヌーヴォー」というのもあります

ボージョレ地区の北部に位置し
指定された39のヴィラージュ(村)から産出されたワインに適用される名称らしいです


通常のボージョレ・ヌーヴォーよりワンランク上のワインで
フルーティな香りと味わいがより際立っているのが特徴
 

ちなみに「ボージョレ」「ボージョレ・ヴィラージュ」には白ワインもありますが
秋の風物詩である「ボージョレヌーボー」「ボージョレ・ヴィラージュ・ヌーボー」は赤のみ
ぶどう品種はガメイが主に栽培されているそうです





いいぢゃないの!美味しく飲めればそんな事!
何だか色々メンドクサイって思っちゃったりするんですが


ワインを大切にしている国の大切な伝統が世界中に伝わって
世界中でそれが守られてるってなんかスゴイ事ですよね


…ってな事で、皆様も今年のワインの美味しさを収穫の喜びをお祝いしましょうね!!!